街風
空き缶蹴っ飛ばしたって
何も変わらないこと知っていて
物語の主人公みたいになれる訳じゃないのも
知っているんだ
風が吹かないこの街で
繰り返されているルーティーン
狭い箱に閉じ込められたまま
希望に手を伸ばす モノクロの世界で
周りの人がみんな 作り物なんじゃないか
同じ朝を迎えて 月が沈む繰り返し
「もうやだ」って言っても抜け出せないんだ
まだまだまだまだ 外は遠く感じる
一人で泣くくらいなら
この手を掲げて「ここにいるんだ」と叫べ
風が吹がないこの街で
僕等は希望を謳う
この世界から出たいと願うなら
踏み出す右足に 恐れはあっても
吹き出す風がほら
君の背中を押すよ
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