エスケープ
見えない壁がそこにあるかのようで
進めなくなってからどれくらいだ
なんでこんなところに置くかな
わりと順調にやってたんだけど
あぁもうめんどくさいなって
もうやめようかなって
思えたら楽なのにな
もういっそなにもかもを壊して
そこに残った僕を見てて
誓った言葉 流さない涙も
弱い自分隠しただけ
目の前で揺れる陽炎も
いつか手が届くだなんて考えしていて
今にも消えそうなその灯に
指先だけでも触れたくて
僕が描いた未来と違くても
そこに君が待っているなら
なにもかもいらないから
全て捨ててまでその手を
無我夢中に叫んだ
伝えたくて
水面に映った君が覗いてた
君がくれた優しい嘘は
僕のことを壊すように
なにもかもいらないから
そこに残った僕を見てて
君がくれた優しい嘘も
ただその優しさに触れたかっただけ
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